幽霊は昼間には出ない
人間は、自分が見たことについては、あまり、ウソをつかない。 そして、見たことというのは、現実に起こったことであるから、現実と乖離することはない。 しかし、見ていないことについては、人間は想像をする。また、見ていないことについては、想像をするしかない。 想像であるから、現実と乖離することができる。 現実には幽霊は存在しないが、幽霊がいるということを想像することはできるのだ。 ところで、幽霊は想像上の産物であるから、想像上の産物であるという制約条件によって、出現範囲が限定されることになる。 すなわち「現実が見えないときにだけ出現できる」のである。 現実が見えないときとは、たとえば、夜である。 夜、遠くがよく見えないときは、「現実がよく見えないので、幽霊がいるように想像できる」のだ。 これが昼間であったら、「ん?あれは幽霊か?」と思ったら、近づいて、とっつかまえて、調べることができる。調べてみたら、 「なんだ、ネズミか」 「なんだ、木の葉か」 ということが、わかってしまう。 だから、幽霊は昼間に出現することができない。 想像の余地がないからだ。- 次のページへ:消費者金融も過払いに備えている
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